ど~にもナラネィ。

オヤジなのは認めるが、どうにも題名が凄くオヤジくさい。
かつ、この言葉の起源を辿ると20代になるか?ならないか?の頃の友人なのですが‥
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ホーンボタンの不具合により、ホーンが鳴らない現象を「ナラネィ」とか「鳴らディ」と勝手に命名しております。
どうにも「モモ」と違い鳴らない不具合を起こすことが非常に多いこれ。
某さんも違う原因ではありますが、先日報告されてたばかりですねぃ。

先日分解して接点は磨いたのですが、やはり、どうにも「相当力強く押さないと鳴らない」
ってか押す角度?位置で、鳴ったり鳴らなかったり‥これじゃイザって時に危険です。

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ちなみに、これが裏側です。普通のタイプと違い、アースを取る必要がある2接点タイプ。
これが「押す場所角度で鳴らない不具合」の原因だと思います。

これ、同じ形状のボタンの中でも特殊らしく、通常のは1個接点でボタンの外側でアースなんですけどね。
上のハンドルには、このタイプではないのが付属だったので、中古で「このタイプ」を買ったら
たまたま、こんな変わり物だったってヲチq(T▽Tq)

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仕方ないので左側のハンドル付属のボタンを使う事にします。

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「Bタイプ」と言うそうですが、確かに「B」と刻印されてますね。
(ちなみに、もう1つのは「A」タイプと言うそうです。)

ボタン表面の擦り傷が気になるので、分解して磨きます。
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分解しなくとも磨く事は可能ですが、隙間に研磨剤が入ると、あとから拭き取るのが結構面倒。
分解しなくてもマスキングできますが、それも結構面倒なので、結果分解してマスキングするのが1番早いです。
これが「急がば廻れ」って奴ですかねぇ‥

私の性格的には「至極の面倒臭がり」であり、こんな丁寧や手間を掛けるって事は「相反して」ます。
相反することをするくらい、その研磨剤のカスを取るのが面倒な訳です。
「裏の裏は表面」みたいな‥そんな感じであり。決して丁寧だからヤってる訳ではありません。(^^;マジ


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分解して出てくる接点ですが「本当の銅」色です。つまり10円硬貨みたいな色
モモや、その他の社外は「黄銅」(真鍮)であり、5円玉みたいな色をしています。
同じ重さの価値は黄銅より、銅の方が高価であり‥これ無駄に高いモンを使ってますね。笑

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磨き終わったので、組み立て直して、早速「車」へ‥

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うむ~悪くはないけど‥なんか殺風景ですねぇ‥やはり「A」タイプの方が好みかも。

そもそも「タイプA」が、少数派の2端子ってのが、クセモンでした。
以下に2端子ボタンを分解して構造を示します。
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これが廻りの枠から取り出した本体内部の構造です。
下側の金属の周りに黒のプラスチックの円形のモノが載って、そしてスプリングが載ってますよね?
これが1端子タイプにはない2端子タイプの構造です。(グリスは私の苦紛れの接点対策です。)

電気の流れ的には、1番上の金属板がホーンボタンの裏側になります。
ホーンが押されると、押す力でスプリングが縮んで、下のプラスチックの真ん中の
黄銅の接点に接触するとスプリングも導体になって、
普通であらばプラスチックの板がないので、下側の金属からマイナスへと電気が流れます。

では、この2端子型の流れは‥と、言うと
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分かりやすい様に、少しスプリングをズラしてますが、真ん中の黄銅の接点の他に
もう1つ、小さな円の接点があるのが分かるかと思いますが‥

組み付けた状態では、ここにスプリングが載っており、
ここからだけスプリングを通してマイナスへ電気が流れます。
(この裏側がマイナス用の接点です。)

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どんな車?ボスに使うタイプなのか?分かりませんが
シャフトにアースを落としてホーンが鳴る回路が成立しないタイプ用なのでしょう。
(国産には無いタイプなので外車とか?)

そもそも1端子タイプと多分スプリングが共通なので
プラスチックの厚みの分、スプリングは、より圧縮されて標準のモノより
ホーンボタンが硬く(重く)なってるとも言えます。

で、そこに加えて押す場所や加減が悪いと、スプリングが、このマイナス接点がら浮いてまい
ボタンを押しても回路が成立せずに「結果ならない」と言う事に‥

あ‥ハンダゴテあったなぁ‥( ̄ー ̄)ニャッ
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魔改造開始。笑 コテ先がターボモードで真っ赤。笑
つか素人作業の場合、本来のハンダ付けより圧倒的に溶解作業に使う方が多い気がしますが‥苦笑こn

この様に中央の部分だけは残さないと、今度は中央の接点がプラスチックの台座が抜けてしまう分、
厚みを失いグラグラになってしまうので中央は残します。

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こんな感じでプラスチックの台座を切除します。
ってか、中央は絶縁物質が無いとホーンが鳴りっ放しになりますな。笑

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残りの反対側は本来マイナス接点があるので、その部分のリベットを抜くと台座は取れると思います。
つか、1端子タイプにも、こんな穴が、あった様な‥コレの為に穴が最初から空いてたのかぁ‥

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で、こんな風になります。
これでスプリングに掛かる圧力も若干抜けるのでボタンが柔らかくなりますし
接点も、下の金属にスプリング全体が接触してるので「押す角度」や「加減」で鳴らないってのも
緩和される気がします。

マイナスは下の金属からハンドルシャフトに抜け
ボディアースするので、国産で金属ボスの場合全く問題ありません。

ではテスト動画

テストでも何度も鳴らすのは近所迷惑なので、
音が出ない様にコンプレッサからラッパへのホースを外してますのでコンプレッサの音しかしません。

不具合状態の記録の方が「かえって重要」であり、
直した後は「当たり前に普通に動く」動画となってる点について( ̄▽ ̄;)

以前の不具合状態ですが、動画の様に中央を押さず偏って押すと
特に下側付近で強く押しても全く動作しない状態が多かったのですが、どうやら直った様です。」

あと上で散々「スプリングも導体」と言っておりますが、
スプリングが接点に接触する場所も接触不良を起こし易いので、
スプリングの底も紙ヤスリで磨いておいた方が無難です。
(モモの様なメッキ処理されたスプリングではないぽいので接点は電気接触で黒ぽく腐食します。)