さすがに海岸(海水浴場)では、堤防を嵩上げしようと、工事が進んでおり‥
![イメージ 1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010102/20010102003650.jpg)
緑色のクレーン車の左側の真っ白なのが、真新しい堤防です。比較するまでもなく物凄く高い。
この辺りには、凄く思い出が沢山あります。
海水浴なんかする訳(性格)でもないですが、夏の「その雰囲気」が好きで
夏になると、その雰囲気を味わいに通ってみたり(高校生の頃でバイク乗ってる頃から)
海の家で焼きイカを買って、この堤防の上で友人と海を見ながら食べたり
車で友人と来て朝まで車で話してて、朝が明けた時に海に向かって騒いでみたり
その他、思い出を挙げたらキリがない位、沢山の思い出がありますが
それを今、思い起せるのは、この残り少ない「旧来の低い堤防」の一部を見てだけ‥となってしまいました。
![イメージ 2](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010102/20010102003700.jpg)
ここまでの高さになると、多分「大型トラックの車窓」からも海は見えなくなってしう程です。
元の景観が、ご覧の通り良かった場所である所に、逆にコンクリの壁が延々と続く訳です。
それは、ココ(撮影で写ってる範囲)だけではなく、この辺りの海岸全てで進められています。
この日は結局、ここからしか海が望めずでしたので、ここから引き返したくらい。
確かに、ここら辺では多くの方が亡くなり、集落ごと全てが消えました。
だからって‥そう言う目に遭われ残った方は、再びココに戻りたくないか?
若しくは戻られる方は、こんなコンクリート壁が続く元とは変わった場所に戻りたかった訳ではない‥
とか思うのではないでしょうか?
本当にヤるべきことって、こう言うことじゃない気がするんですけど。
‥とか書くと、被害者の気持ちを理解してないとか叩かれそうですけどね。
一応、当時住んでた家は一部床上まで潮が入りはしました。死人でも身内から出なきゃ
何も言えない、言う権利がないって言うんじゃ‥まぁ、それは仕方がないですけれど‥
![イメージ 3](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010102/20010102003710.jpg)
今は、この道すら津波で流されて無くなってしまいましたけど。(その後の復旧道は、この道とは言えない。)
つか、この景色を見て「懐かしい」なんて言う日が来るとはね…。