ま・近頃は、こんな仕事をする職人は居ないよ‥

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紅の豚より)

飛行機じゃなくて電子レンジですが、まぁ画像を見て頂いた方が早い。
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俗に言うって言うか、正式名称が「エレック」って奴。
今日、コレを見るまで名前すら忘れてましたが「エレクトロ」と「クッキング」の名前が合わさったもの。
重さが結構あって、1人で持ち上がるのがキツイのは、ブラウン管テレビに通じるものがありますね。
年式までは確認しなかったのですが昭和50年代半ば(80年代初頭)頃の代物だと思います。

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選択画面とか、タッチパネルって概念が無い頃で‥すべてが機械式ダイレクトスイッチ

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って言うか、このランプの後ろに入ってるのは、ただの白熱電球。つまり緑や赤のLEDすらなかった頃ですね。

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そ~そ~昔のは、こんな風に書いてありましたっけ。

今の家電の中には電子説明書とかいって、説明はスマホで見ろ!とか
テレビなら、その中に説明ソフトが入ってたりね。

突然車の話になるけど「ナビ」だと全然道を覚えない、行った先を1日の終わりに思い出せないとか
そう言う事があります。別に自分がボケたんじゃなく「住宅地図」でみたら、それは従来通り覚えてるし。
ま、以下、何を語ろうとしてるか?は察せれる人だけ察して頂けたらいいとして。

この頃の「電子レンジ」ってのは「金持ち」の道具で、普通の家には、あまりなかった。
その時代から少し経った頃に電子レンジ調理専用品なんて冷凍食品が出てきたんだけど
ウチに電子レンジがないのに、婆ちゃんが見分けが付かなくて買ってきたりして
その後、無理矢理油で揚げたり焼いたりした記憶が‥ま、食えなくもないです。

昔の人間は駄目なら駄目で捨てずに創意工夫して「どうにかできた」んだけど
私世代になったら、どうにもならなくてお手上げで捨てるしかない気もします。

で「職人」の件なんですが↑じゃなくて↓これ。
まさに「チン(して」の語源な音。
上と下で若干音が違うのは、鐘を打つハンマーが別なのか?
そもそも鐘が2つ入ってるのかも?知れません。

中学生の頃にウチにあった「黒電話」を分解したのですが
ベルの調律を司る部分までも分解して組みなおしたら、どうにも音が以前の様な澄んだ音にならず
そのまま濁った音で戻す羽目になった事があります。
(当時携帯なんてのも無かったので、友人に電話を掛けてもらわないと電話を鳴らせませんでした。(^^;)

このレンジを作る工程でも、この鐘を調律する職人さんとかも居たんでしょうねぇ。

現在のモノは、ここまで味がある音がしない様な気がします。
って言うか、ウチでオーブンレンジを買ったのは、随分後の汎用機になってからで
(それでもまだ家電が日本製だった頃)
鐘ではなく電子音なので、イマドキのコレが、どんな音か?良く知りません‥が
こんなに響きのあるイイ音は、あまり聞かない様な。(携帯動画で音は録画で随分劣化してます。)

これを使ってた御客さんの話では
「完全に故障して動かない訳ではなく、時々メカボタンが勝手に戻ってしまう」程度だそうで
翌日には直ってる事が多かったとのこと。

今度のも長持ちしてくれるとイイなぁ‥と仰るので、言い辛いですが現実を伝えねばなりませんでした。
「今のは、動かなくなったら、バタッと、そこで終わり」です‥と

時々調子を崩しつつも何とか実用に耐えて、駄目ぽかったけど、いよいよ壊れたか‥
って言う「心の準備をする期間(や金を用意する時間か?)」って無いと思いますよ‥

なんて話でした。