![イメージ 1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101232750.jpg)
1つの画像に目が留まった。‥その画像がコチラ。
<以下長く熱い文章が延々続きます覚悟は良いかしら?笑>
まさか?と思ってページを開いてみたんだけど、まじで「ブレーキキャリパー」だった。
どうやらバイクのページみたいであり、対向キャリパーのブレーキパットを止めるボルトに使う趣旨らしい。
キャリパーを車体に固定するネジではないのは、まだ救いではありそう‥ですが
ブレーキに使うのは、あまりにも条件が過酷になり過ぎて「絶対にヤってはいけない」と思います。
ページを読むとチタンと詠うだけあって強度で剛性ウンタカカンタラとあります。
チタンボルトは合金であり、配合比でボルトの固さや強度、引っ張りなんたら‥が変化するので
それを語る気や否定する気はありません。‥そんなのは「どうでもいい」んです。
問題は「ボルトを留める相手」(この場合ならブレーキキャリパーでアルミかな?)です。
ネジって言うくらいなんだから、相手があって初めて役に立つ訳で相手にもネジ山がある訳です。
ブレーキは運動エネルギーを熱に変換して、それを以てして制動と成す訳です。
分からない場合、自分の腕を、もう片方の腕の指で猛烈に擦ると摩擦熱で熱くなります。つまりこれ。
そんなもんの何百、何千倍の運動エネルギーがブレーキに掛かる訳です。
(動画3分目まで飛ばして推奨)
制動直後に触ると分かりますとか書きたいけど、大火傷しますから、やらないでください。
熱が加わると金属は膨張します。金属によって膨張比が違います。
ブレーキの場合、猛烈に熱くなったり冷えたりの繰り返しです。
それはエンジン以上です。
エンジンをガンガン回した後でシリンダーにタバコを着けても火は着きませんから。
まぁエキマニや触媒ならアリだけど、
そもそも冷え暖めを繰り返しはしないので温度変化はブレーキよりは少ないです。
その温度変化を繰り返してる最中に、そのボルトに力が加わると「緩んだり」「逆に噛み込んだり」します。
噛み込みが進むと終いにはネジ山が破断する恐れも考えてもいい。そう言う過酷なのがブレーキって場所です。
上の広告で「なんだ純正は鉄ボルトで駄目駄目じゃん」とか思ってしまうかも知れませんが
純正が駄目ならば、異金属ボルトなんて以ての外です。
確かにキャリパーがアルミ、ボルトが鉄(クロモリ鋼)という「異金属」ですが
それでも問題が出ない様にメーカーはネジの太さや長さ材質を選択したり
貫通先は、あえて鉄にしたりと、色々と計算やテストをして市販しています。
どうか、せめてブレーキだけには余計な細工はしないでくださいと言いたい。
車で放熱を妨げるカバーとかを付けるもの‥私は、どうか?と思いますけどね。
![イメージ 2](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101232800.jpg)
(取り付けを頼まれたが人の車をイジる資格ないから出来んと上手く断ったしw)
「や、その整備工場は信頼できるぞ」とか言ってしました。笑
結局その後、その方の車に付いてるのを見て「あ~あ、ヤちったかよ」とか落胆したけど。
(つか車検通るのかよ‥これ。)
話を戻しますが、チタンなんて軽負担の箇所に
装飾目的でしか使えないボルトと思った方がいいです。
(軽負担=仮に知らずに外れたにしても危険が、ただちに及ぶ箇所じゃない所)
なにせ大概の相手のネジ山はチタンじゃないんだから。
危険=オメー「ハンドル留めるのに使ってるじゃねぇかよ」とか、お思いでしょうけれどね。
![イメージ 3](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101232810.jpg)
なにせ年中素手で持って操作してる場所ですし目の前の前にあるものですから。
ステアリング固定用のチタンネジとして、
普通のチタンネジよりも高価で販売してる場所にはこんな文言があります。
高い締結剛性により、ステアリングレスポンスが向上します。
タイヤのグリップ感がよくわかり、適切なステアリング操作を促します。
ハンドルのフィーリングが向上するため危険回避にも有効です。
いいですか‥全く「こんな効果」はありません。フラシーボにも度が過ぎる。
そもそも、こんな効果があるならば、普通の鉄ボルトで締めてる事自体が「危険」な状態です。
目の前にあって常に見えてるボルトだから自己満足装飾で‥って意味以外、全く無いと思っていいです。
と言うか車用の汎用ボスには「アルミ製(HKB)」と「鉄製(daikei)」があります。
鉄製の方ではカジリ付きの害が無いであろう確認は取れていますがアルミ製の方はマダ分かりません。
ボスの場合は「熱変動による膨張収縮の繰り返し」ではなく
「異金属間の電位差」によるもので、これは前者よりも結果が出るのに時間が掛かります。