とりあえず‥お手上げの巻。q(T▽Tq)

イメージ 1
な~んか、そんな気はしてたんですがね。そんなモンを遥かに超越する事態だった。

画像は「ここまで使えるもんなのか?」
って言う究極の状態の「ワゴンR」のブレーキパッドです。
(1番左は比較の為の新品)

部品の状態は見れば判る人にはわかるので、まぁ、こんなもんだとして、
実際のペダルを踏んだ状態では命一杯踏んで最後に何となく効いてる状態。

恐る恐るパーキングブレーキを放して
ブレーキを踏んだままアクセル(ATなのでD)を踏むと
後輪側だけで制動してるらしく全然前は遊んでる感じ。

つか、パーキングブレーキが本来クラッチがある場所にあり
解除は更に、もう1回踏み込んで放すタイプなので
これは咄嗟の非常ブレーキとしても怖いってか役に立たない。
(普通の左手で引き上げるのが、やっぱ1番緊急手段としては有効かと)

長くなったけど、奥まで踏んで「やっと効く」で気付けよお前‥って話だけど
パッドが減って奥まで遊びが出来てるんじゃなく、エアを食ってる可能性が‥

タイヤを外す前からチラホラ見えてたけど‥
http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/019/111/779/cc22a32e39.jpg
ローターは、まさに「レコード盤」です。

ここ(みんカラ)って言う車好きの人が集まる場での
レコード盤って表現は、こんなレベルではなく
ちょっと攻撃性の高いパッドを使って溝が入った状態を言うけど
あんなもんは、これに比べたら綺麗なモンで
世間一般的には「ここまでのもの」に対して表現すべき言葉と思います。

http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/019/111/750/56ecc25291.jpg
キチンと整備人なら、この状態を見て「速攻で交換」するでしょうけど
ソリッドディスクなので厚みがあり、飛ばす人じゃないなら、鑢で慣らして試しに使ってみるのもありかと思う。
(最初のウチはパッド消費が激しいけど。制動はマトモに掛かる可能性が高い。まぁテストしないと何ともいえないけど)
って事で、こっち側は普通にパッドを交換して終えました。

戻した所でボンネットを開けてマスターを、覗いたのですが
液面が戻ってくる訳でもないので、嫌な予感を抱えつつ反対側の作業に取り掛かります。
(まぁ分かってるんだけど、単に底の底に残ってるもんか?との希望もあったので軽く目視のみ)

が、いつも「こうヤってネタ」にする人間すら、画像を取り忘れた事態って事を考慮して頂くとして、
その衝撃の反対側の画像はありません。それほど「テンパッテ」「大慌て」して「パニくった」事を察してください。

反対側を見たら、ディスクローターが「切断用のグラインダの刃」みたいになってました。
http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/019/111/907/8c31bcac29.jpg
画像は拾いものですが、まさにこんな薄さ。今度、紹介できたらしますけど、まさにこんな感じ。

キャリパーを外す際に、液が漏れた跡があるのでこれゃ~確定だわ‥と、思ったのですが、まぁ分解します。

幸いにしてベンチレディスクじゃないので、そこまで削れても
何とか機能を果たせてた?ってかキャリパ破壊?シリンダ破損には繋がらなかったのでしょう。

軽自動車に何でベンチレディスクを使わないか?分かった気もする。
ここまでホッタラカシでも平気で乗る人が存在する事も‥考えてるのか?も知らん。
‥んな訳ねぇか?よく分からん。

ディスクの状態は「手で力を掛けたらグネグネ曲がりレベル」
「足で蹴ったら間違いなく曲がって戻らなくなるレベル」です。

じゃ、どうして「動いてたか?」~「制動してるのに壊れなかったか?」ってぇと
キャリパーのシリンダが飛び出し過ぎて限界に達して、シリンダが「ズッこけ」圧が掛けれなくなったからです。

キャリパのピストンは普通の手段で戻そうとしても戻らず
要は斜めに傾く程しか、キャリパに入ってない程に出てしまってる状態です。

普通パッドが磨り減って液面がキャリパーに落ちる量が増えても
普通、そこまででも、そこまではシリンダーが飛び出さない様に設計されてます。
下手したらパッドが脱落しても、そうならない様になってるかも知れません。
(クルマによるから断言はできんけど)

でも、流石にディスクがグラインダの刃みたいになるまで
乗り回されるとは‥考えて設計してないし、良くコレで乗ってたと思う。

ある意味「その無関心さ」は、悪口ではなく
「ある方面で活きれば、すさまじい才能に繋がる可能性」すらある。(非凡人性とは、そう言う事。)

話を戻しますが、なので当然「エアが混入」しちゃってる訳で
改めてマスターをライトで照らして凝視したら、
両方のパッドを交換してピストンが戻ってるのに、
スッカラカン。マジでスッカラカン。q(T▽Tq)

まさかな‥と思って、エアを抜く道具も液も持って行かなかったし
(つか自分用のDOT4をDOT3に混ぜる訳にもねぇ‥)

そもそもディスクローターを交換しなければ
このままパッド組んで、圧が掛かったら1発でローターが壊れる。
要ローター交換なので、これで作業はとりあえず終わりました。

クルマの持ち主には左右の比較を目視させたり
私のディスクを見せて「本来は、こう」って教えて納得させました。

幸い通勤も買い物も現在は自転車なので、車は使わないとの事。
(流石に、その薄さとか、手で押したらグネグネする鉄のローターを見せたらビビって納得は得た。)

さて‥ここからが問題の本題なのですが
こ~だから、キャリパーのシリンダが収まってた部分から
ブレーキ液が漏れてしまって、マスターのタンクが空なんですよね。

私的に「マスターのタンクを空」にした事がないので、
これ‥普通の方法でエアなんか抜けるのかよ‥って疑問。

あと挙句にABS付き。
ABSが無いなら、時間を掛けて四輪のブリーダを開放して
重力抜きもあり?なんだけど、余計なモンが介在してると
重力ヌキなんか無理な気も。

ローターが届いたら再び私が作業するんですが正直‥手に負えないかも知らん。

<あとがき>
検索をしてみましたが、ABS付きでタンクを空にしてしまい
まして走行(キーon)にしてしまった場合、かなり厄介そうです。

ここまで読んでる人が「不思議」に感じてると思うでしょけど
「何で、そこまでなら整備工場に入れないんだ?」って点。
自分の車じゃないのに「何でそこまで」って点。

説明すると、しましょうかね。
実は、このクルマは遠方から購入した車です。(確か宮城だっかな?)

パッドを外す前にホイールを外すのですが
そのナットの止まり方(トルク)から感じるに
「とてもまともな整備をする車屋」ではありません。

そんな所で作られた「決まりモノ」って奴です。
(最初から改造されて車高とか下がってるクルマって意味)

それを買うって事を全否定する訳ではありませんが
少なくとも「クルマをロクにイジった事がない者」の手に負えるクルマではありません。

その証拠に「車高が余りにも下がり過ぎてるのでマトモな地元の整備工場では入庫を断られる」事態になりました。

一方売った車屋では「車検は通る」と言ってますが
どこの車高調か?知らんですが、車高調を調整して車高を命一杯上げれば
と言う部分はいわず、車検は通るって話だったんでしょう。
(もちろん探したけど車高調をイジるフックの工具が無い)

そもそも、これって「免許取立ての息子」が買ったが
就職で東京に状況したので乗ってるのが親=私の知人って構図。

さらにいえば「親がクルマに詳しくなく、ここまで乗るレベル」なので
=「子供のレベルも知れたもの」って考えもあるかも知れません。

その子は幼少の頃から知ってます。
家系に「そう言うタイプ」も居ないのに、イジったクルマを欲しくなったのは
実は「私の影響ではないか?」と、感じてます。

その子が幼い頃に、私の車に同乗させたり
「アクセル踏んでみるか?(^^;」とか、停止状態で空吹かしさせたり
運転席に座らせたりしました。

が肝心の「イジったら手間が掛かる様になり故障が増える」点。
「自分で直せないなら、金ばかり掛かって手に負えなくなる」点。
そう言う「マイナスの面」を彼に教える事まで、頭が回りませんでした。

仮に自分の息子なら、そう言う時間もタップリあるし、
つか同居してたら勝手に理解する筈。

どうにも、そんなクルマを手に入れたくて‥
でもイマドキの若者らしく自分で素からヤる訳でもなく
最初から、出来てるものを手に入れてしまった‥なんて話であります。

説明が足りなかった私にも責任の一旦があるんですよね。

(車高調で車高を上げれば)車検は通ります‥
ノーマルの足回りも付けてよこさない。
みたいなノリ全般で中古車を売る店舗‥
実際若い人は残念ながら引っかかり易い。

そして、私的には
「このクルマ‥このまま殺してしまうのは、可哀想だな」って思いもあります。