続・バラすな。危険 (後編/ハブ側編)

あまり続きモノで「次は!」「次回に!」ってヤり方は好きではないのですが
http://blogs.yahoo.co.jp/ookami_goya/63636876.html
↑先日で実際に作業が停まってしまったまま、今日「再開」させたので、こんな形になる事、お詫びします。

さて、先日の記事で「ハブ側のカラーを抜いておくだけで次回の打ち換えの際は楽かもしれない」と
書いた方の報告です。

専用のセパレータが無い場合、グラインダーで削って抜くと言う方法がwebに掲載されてます。
今回はその方法での実践です。

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先ず、分解して単体になってるハブは安定が悪いので何かに固定した方がいいです。
まぁハブが固定するのは「タイヤ」ですから、タイヤに固定すると安定します。
(タイヤって言うかホイールですね。なにせタイヤのゴムが滑り止めになるので抜群の安定感です。)

ただ、このホイールは「ダイハツ」の奴で、中心のハブ穴の径が日産に比べて小さく
ご覧の通り、ハンパにしか入らないので、裏からナットで固定出来ません。
出来たら自分の車のスペアタイヤでヤった方がいいです。

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つー事で。グラインダーを使うなら火花も飛びまくるので、その遮蔽を考えて
普通にホイールにハマってる様に裏側から固定しました。ちょっと見辛いですけどね。
あと削る部分以外の場所を養生してるのは、削らない為なんで訳もなく(こんなもん、そんな意味はないです。)
その部分に当たったらテープが取れて、すぐに気付く為ってだけです。

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まぁ、上で書いた理屈通りで、削る以外の場所に当たった際は、すぐに分かりましたが‥

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こんな風に削れたとしたら、貴方は相当に器用な方か?何かの職人さんで慣れてる方でしょうね。
実はこれ‥カラーが回る様になったので、180度回したモノであり「理想」の意味で作り上げたものです。

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現実は‥って~と、ご覧の有様です。(カラーは抜いてしまってますけどね。)
web上で良く見る「グラインダーで削りました」って絵と、まぁ‥そっくり。orz

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ちょっと作業で疲れてたので手ぶれが酷いので、もう1枚撮影したもの。

グラインダーで作業された方は、大体「こんな風」に、なってしまう場合もあり
これでも「可」として、これを再利用する方も、いらっしゃいます。

常に冷静沈着で、この状態を運転中に想像し、それなりの運転をされる方とか
疲れたにしても絶対高速に乗らないとか、高齢で「他人に迷惑が掛かってもノロノロしか走らない」
って言うなら、それもありかも知れません‥が・。言ってみたら私は逆なタイプです。

仕事に遅刻しそうになったり、道が空いてる田舎の山道や、後ろから煽られたりすると、
すっかり忘れて「その気」になったり、

高速なんか絶対乗らないとか言いつつ疲れると、喉も渇かないウチから、高速のインターを目で追ってたり。

歳を無駄に喰っても「自分の良くない好ましくない性格」は直せるもんではありません‥が
そう言う傾向がある事は理解できる様にはなるもんですよね。

つかグラインダーで削ってるウチに、その段階で「段々面倒?になって「さっさと終わらせ」たがってるし。
(グラインダーを持ってる手が疲れてきたとか、音が煩くてサッサと切り上げたい。風が強い、寒い、終わりが見えないとか)

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話が逸れました。こちらが抜いた「カラー」です。
この状態になったから‥って言っても広がるって訳ではなく、
ここまでして、やっと回る抜ける位に緩くなるって感じなんですね。

考えてみれば分かる事ですが、賢い方じゃないので実践するまで分かりませんでした。
(これをスキルというのかも知れませんが‥)

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で、今回の総括‥みたいな画像は、こんな感じです。
実は、今回の救い‥みたいなモノ(事象)がありました。

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私がグラインダーで削った傷は別として、カラーを抜いて現れたのが、この虫食いみたいな傷です。
このハブ‥ひょっとしたら過去に1度ベアリングの交換をしてるのかもしれません?ね。
それとも走行が増えると、この傷は「当たり前」のものかも知れません。
(そう考えると私の車の車体についてるのは、もっと程度悪いのかも知れません。)

この状態(この傷を含め、私が傷付けたモノを含め)では、これを再利用する気が起きません。
これに新品を組み付けるのなら、その辺で程度のいい(音が出てない)ナックルハブを組んだ方がマシです。

さて、総括に入ります。
ハブベアリング‥果たして自分で交換するのは、どうか?甚だ疑問に思ってきました。
少なくとも「手持ちの道具を駆使して行える作業」ではない気がします。
(ヤってる方は居ますから、私自身の技量が‥って意味です。)

専門工具(ベアリングプーラ)を用意すれば、出来なくはないとは思いますが
その専門工具の値段が結構高価であり、作業を複数回しないと元は取れません。
(後輪は、また構造が別なので)

少なくとも前輪の片側だけでは、整備工場に持ち込んだ方が
失敗もなく、自分が苦労する事はありません。

まぁ、部品は用意しておいて、予め近所の整備工場に予約をしておいて
車体からハブナックルを外して、自転車で単体で持ち込み、
その日のウチにベアリングを打ち変えてもらえたら「車体着脱の工賃」は浮くかも知れませんね。

また、エンジンオイルやブレーキパッドみたいに「今後も同様な作業をする必要が出てくる」可能性が、
ハブベアリングの場合、1度取り替えたらば、かなり低いと思います。

私の場合、えらく低年式。過走行‥なのに付け加えベアリングにトドメを刺したのは
「震災で出来た橋の袂に出来た段差に夜間気付かず、左だけ避けきれず車体が飛んだんじゃないか?」
って程の衝撃が原因だと思ってますし。
(その証拠にイカレたのは左側であり、右側は、まぁ「交換する程でもない」程度なので。)
(震災後に燃料が全く手に入らず、10日後位の頃に噂で、そのスタンドに燃料が入ると聞いたので飛ばしていってた。)


まぁ、今回の作業、無駄だったとは思ってません。
なにせ「実際ヤってみないと、出来るも出来ないも分からない」訳ですし。
ヤってみれば、整備工場の工賃も納得して支払えたりしますので。
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ただ、この作業で分かったのですが、その工場でハブのカラーを抜くのに
カラープーラーを使わないでグラインダでヤるって工場には出したくないかも。

なんせベアリングを組んでしまうと、後から外して確認する訳にも行かないし
なにせ、大体の結果は見えてますしね。

まぁ1番てっとり早いのは走行の少ない車体の中古ハブ付きナックルを、そのまま使う事かも知れません。
その場合、程度の見極めが、触れない場合は難しく
動かさなくなって長期放置されてた場合、一箇所に荷重が掛かりぱなしだったりで
かえって走行が多くても少し前まで現役だった車の方がマシだったり‥と

その部品を外す車を見ないと何とも判断も難しいので‥
何ってか、大嫌いですが「賭け」になってしまいますね。