電気柵事故の件…

何ってもテレビを見ないので、今日まで知りませんでしたが、
それを知って調べてみたり、夕方のニュースを見たら大騒ぎじゃないですか…
(今日まで知らなかった=御客さん宅で点検ついでにテレビを着けたらヤってて知った。そんな所)

うむ…それ系に関わるものの意見からでも書いておいた方がいいのかな。
(本当は本題は以下に書きますが実にクダラねぇんですけどね。)

ここ私が住む地元でも震災後に猪が異常に増えて電気柵の設置が
それまでに比べて異常なまでに増えてます。

猪が増えた原因は、猟をする人が減ったから。
猟をする為の猟銃所持は金も掛かるし、管理が厳しい訳ですが(弾丸も然り)
要は「割りに合わないので猟師が猟をしない」訳です。

以前なら割が合う金額で狩った猪が売れたのですが
それこそ、汚染(アレ)の激しい地区(山側)に住んでる猪なので
とても食べれる様な状況でもなく、買取もしてくれなくなってるそうです。
なので猟師の方は猟をしなくなった。=繁殖って訳です。
<以上、ココまでは猟師さんから直接聞いた話>

さて電気柵ですが…ここまでテレビで「感電し死亡にまで到った」原因も伝えず
(や、遠まわしには言ってる様なもんですが)死んだ死んだ騒ぐので
電気柵に触れたら「必ず死ぬ」とか「大怪我する」って思われてる方も多いでしょう。

まぁ例外もあるので「危険」を否定するつもりはないし
知っててわざと触る様な事を推奨してるわけでもない。

今回の事件?事故は状況が分かりやすいので助かるのですが原因は「水」です。
電気柵の1部が川に垂れていたとの事はニュースで散々やってます。

つまり人間が川に入ると足が水に濡れて電気抵抗が下がり感電しやすくなる。
足が濡れていなければ、死亡するまでの感電はしません。
(っても今の時期は人間、足に汗をかくので濡れてる様なもんですが)

仮に足が濡れてない状態、水に浸かってなければビリッっと来る程度で済むのですが
水に濡れてると気を失う程の感電を起こす…倒れる…その感電元の水に浸かりぱなし。
死亡に到るって事になります。

すくに救う事が出来たとすれば死亡にまで到らなかった可能性は高いですが
感電(漏電)元が分からない以上、周りで救おうとしてる人は「なすすべ」がない。

見てた方は…家族ですし、ショックでしたよね。非常に残酷な話です。

話がダーク側になって来てるので方向を変えます。

仮に野山を散策して山の中を歩きまわって、道路だ!と出ようとしたら
(かなり疲れてる状況)実は電気柵が接地してあって、うっかり触れてしまう。
って事例も考えられますが、触れたら即死亡って事は健常な方なら、少ないと思います。

ビリッとは来るでしょうけど…そのショックで倒れてしまい頭を岩に打ち付けたとか
ペースメーカーが入ってる方で、その電撃でペースメーカーが停止した…って場合は
死亡に至りますが…直接の死因は「電気柵」ではなく、単なるキッカケです。
(や、キッカケがなきゃ事故が起きないってのは、「それ尤も」ですけど。)

なので、この事故の騒ぎで、その辺にある電気柵を見て
「処刑マシン」の様に怖がるまでの必要は、ありません。

まぁでも電気柵って何かの区切りに設置してある事が多く
その区切りが側溝(ドブ)だったりもしますので、水辺と電気柵ってセットみたいなものですからね。

今回の事故の「何故川に電気柵が浸かってたのか?」は、多分ですが「台風」の影響だと思います。
仮にですが風に煽られて落下した枝が電線を切ってしまい
切られた電気柵が風に煽られて川に落下…とか。

夜間だけで昼間は電気が切れる様にしていたが何故か昼に切れてなかった…
との報道もされてますが

山に?電気柵がある場所に、夜間知らない人が立ち入らない保障は何処にもないし
かえって気付きづらいから夜間の方が危険とも言えます。

対策…対策ですか…難しいですよね。
コスト度外視で、現在の10倍20倍の値段でなら「もっと柔軟な線を使う」なんて事も
ひょっとしたら出来るのかもしれません。そうすれば破断を防ぐ事も可能なのかも?

ただ、今回の事故が原因で「人々が、そう言う事もあるから思った以上に危険だ」と
認識認知が広がった…こんな偶然が重なった様な出来事でもないと人間理解出来ない訳で。
(これは上から目線ではなく、私も同様)

自分の家族が、そうなったら冷静さを失うから、ほんと誰が悪いとかではなく
悪い事が重なった…としか言いようのない事故だったと思います。

所で、上で書いた通り御客さん宅で仕事中に見た内容で
てっきり子供が亡くなったもの…かと思ってました。(大人が亡くなったのを知ったのは帰宅してから)

普通なら「まだまだ、これから…だったのに可哀想に」と、子供が亡くなると良く言われます。

がね。御客さんの家で思ったのは、真逆だった。(別に児童虐待ではない)
子供の頃を思い出してみると、私も「まぁごく普通の家庭」で育った。

縁側で寝転んでると、親がスイカを切ってくれて風鈴が鳴る中、それを食べたり
夜になったら花火したり、昼間は友人と休みって事で自転車で遠出したり。
たまに友人の家族と共に川でトン汁食べたり、海水浴に行ったり。
楽しい思い出ばかり思い出します。

今、自分が大人になって、大人になって…どうでしょう?
子供時代の様な「楽しい思い出」より「辛かったり」「キツかったり」「ショック受けたり」
本気で悲しい思い出ばかりが蘇ります。子供時代とは対極して真逆ってもいいくらい。

毎日毎日、嫌な事、辛い事を我慢して過ごして、ちょっと…ほんのちょっと
本当だったら「いいこと」ではなく「嫌な事があった見返りってコンなもんしかないの?」
なんて思う事を「いい事があった」なんて数えなきゃ、とてもじゃないけど
ヤってられない事の連続。

なら「楽しいばかりの子供時代に」気付いたら死んでたみたいな感じで亡くなるって
これ、凄く幸せなんじゃないか?なんて風にも…思う私が異常なんでしょうね。
不快に感じた方すみません。

で、今回亡くなった方々は、よりによって一家の大黒柱である
私より、ちょっと年上の言わば同世代の方々2人。

私の同級生は結婚が早かったので、子供は成人してるか?成人間近なので
この方々は、もうちょっと結婚は遅かった(30代頃)でしょうね。

やっと掴んだ幸せの結末が、こんなことに…って思うと、えらく胸が苦しいです。
って言うか「役立たず」で、何も支えるもんなんかない無責任な俺は生きてて
死んだら、困、り悲しみ苦しむ、家族が居る人が亡くなってしまうとか…
世の中とか運って何なんでしょうね。気分悪いです。ほんと。