映画「ハルをさがして」

ここ数年に比べると休みが不定期ですが‥って訳で今日は休みです。
給料日も近いので、請求書の類の整理でも、しておくか‥と、その、ついでにポストを覗くと
ウンザリするほどの広告の数。(それも家だ食い物だ、財テクだ、健康グッツだ)と、くだらねぇのばかり)
家族は必要なモノだけ取り出して広告は、放置プレイするので、時々私が整理しなくてはなりません。

震災を境に同市内で内で越したので、単純比較は出来ないけど
どうも広告が震災を境に増えたのか?はたまた、今住んでる地区が多いのか?良くわかりませんけど。

そんな広告を読みもしないで畳んで始末してると、ふと「犬」の絵(画像)が掲載されてるものがありました。
犬っても「今流行りのナンタラ」ってのは興味がなかったから、捨ててたと思うけど
その犬の画像は「柴犬」だった。(柴犬は好きです。)

その広告を読んでみたら、映画のもの‥で、他のモノとは別類のものでありました。
それが、今回の題名の映画です。
イメージ 1
<公式サイトからの概要>
中学生活最後の夏休み。ノボルは福島から東京に自主避難しているチエコの気を引こうと、福島行きを告げる。すると彼女に「残してきた愛犬ハルの捜索を一緒にしてほしい」と頼まれ同級生を誘い4人で旅にでる。
</引用終わり>

と言うか、上の地図の場所に映画館なんかあったろうか?昔ヨーカドーの第二立体駐車場で
それを壊した後、どうなってるか?全然記憶になってか、
もう1ヶ月以上前の話ですから、今知っても意味がない。

youtubeで予告編を見てみた。
バカヤロウ!こんなもの映画館で見れる代物では無いわ!

と、まぁ「凄まじい勢いで蔑んで」る様な文言ですが、ゴメンなさい。そう言う意味ではないんです。
予告編を見ただけで、自分の変な穴から謎の液体が滲み出る始末で、
そんなのを「公の映画館と言う人前で晒す訳にも行かず」って意味です。

歳を取ると涙脆くなると言われます。その意味をネットで調べると、様々な説が説かれています。
私の祖母も、私が知る年齢に達してる祖母(60代)には、既に涙脆く
昔やってた「それは秘密です」と言う、様々な理由があって離れ々々になった人々が再会する番組で
毎回、涙を流してたのを思い出されます。

当時の私は小中学生の「マジクソガキ」であり、その祖母の姿を見て
「まぁ~た!わざわざテレビ見て婆ちゃん泣いてるんだから。wwww」なんてカマしてました。

で‥流石に「どうみてもオッサン」である歳になった私。最近、その祖母の涙の理由が痛い程分かる様に。
つまり、私が思う歳を取ると涙脆くなる理由は「脳の老化」とかで感情のコントロールが出来なくなる
ってんじゃなく。

長く生きてると生きてる分、自分自身の経験も積み重なり、それらを見ると
当時の自分の気持ちと重なって、涙してしまうと言う事です。

己自身に、それが起きた頃は、それ以外のドタバタがあったり
泣いてどうなるものでもない!と自分を振るい立たせ「カツ」を入れてるので
案外、自分の気持ちを無視して、処理に追われてるので
泣く事なんか忘れ、自分の感情なんか無視せざる得なかったりします。
そして、それが「日本人的には適切な処理のしかた」であると思います。
(海外には感情むき出しでワンワン泣く国もありますけどね。)

で、自分の事は済んだ頃に、過去の出来事と「オーバーラップ」すると
既に余裕がある分、当時蓋をして押さえ込んだ?忘れた何かが「ワッと溢れて」しまうんだと思います。

歳を取る事は「何も得ず失うばかり」と言われる?世の中の流れの昨今で
20代を過ぎると「不要」の様な流れの、わが国‥でありますので

20代前後ばかり重要視されがち‥ですが、
上に書いた様な感覚や感情は30代でも「まだ知らなかった」事で「40代も半ば」になると分かって来た様な
新しい感覚だと思います。

まぁあれです。震災、別離、動物‥なんてのは「モロ被り」なので
見たくない!ってまでは言いませんが、人前ではなく自分1人で休みの前の日に見て
翌日出かける時はサングラス‥みたいな。ね。苦笑。
(※↑と書いてる通り私には震災は過去の過ぎ去った出来事に、既に処理済ですから。)

イメージ 2
上の予告編を見て、いい芝居(役回り)を得てるのは、頭モジャモジャの迷彩の彼ですね。
ガスマスクつけて駅に降り立つシーンでは大爆笑してしまいました。

このシーンも人によっては「不快」に感じるかもしれませんが、
そう言う人は、まだ処理を終えてないだけ、悪く言うつもりもないし、そう言う処理はヒトそれぞれ
掛かる時間も違います。

‥そう言う処理が終わってない方には、申し訳ない話ですが
それぞれで違うからと言っても、それに気を使ってる様な‥もう、そんな時期ではない気がしますので
不謹慎とも思えません。むしろ「そんな事で怒ってる側」の方に言いたいのは

そろそろ「そのままじゃ何事も辛くなり自分の人生を棒に振りかねない」から
そろそろ処理してしまう方向も視野に入れる事も考えてもイイ時期かもしれませんよ‥って件。

福島県外の遠く離れた人々が、そう言ったら「角も立てば」「素直に聞けない」かも知れません。
でも私は「例の場所」から50kmも離れてません。実際後にも先にも「福島県民」です。
その私が、そう言えば、少しは聞く耳も持って‥もらえたら幸いかな?と。

所で予告編を見た時に「女の子」が来てる制服を見てハッとしました。
忘れる訳もない‥それ「私が通ってた中学の制服」なんですよね。

もう30年も前の事ですが、今でも制服変わってないんだなぁ‥と。
今年になって、学校の校舎は立替になるみたいですけど。