自転車用の工具とか‥

自動車整備用に、あれだけ工具があるのに「たかが自転車」に新たな工具が必要か?
って疑問も、自動車しかイジらない人には、あると思う。(以前の自分の感覚で、そう思います。)

たかが‥ってのも「対クルマ」って意味で「ナメ」た表現ですが、これは「ちょっと違い」
「バカみたいなトルクで締まってる事が少ない」≒から「代用工具でも何とかなるのではないか?」って意味です。

さて‥あれだけ‥って書いてもココしか知らない人には「どんだけ?」ってのが分からないかもですが
クルマで、あれだけ普通自分じゃヤらない箇所まで整備してるなら、
自転車だって整備したくなって当たり前と言うか、クルマでも自転車でも
「それに命(俺のなんぞ安いもんですが)預けて乗ってる」事には変わりないので放置は良くありません。

スポーツ車じゃなく一般自転車は
「大概放置して壊れたら買い替え」って事が殆どですが、そんなの勿体無いです。

と言うか「何かの縁があって私の手元に来た車体」なんですからね。大切にしたいもんですね。

不具合が出てから修理に取り掛かるのも「アリ」とは思うのですが
出来れば不具合が出る前に点検しておいて、不具合が出ない様にしたい気もします。

まぁ世の中、そう上手く行きませんが自動車と違い自転車は部品単価が安い上。
クルマみたいにブラックボックス化されたり、壊れたら部品を変えるしかないってんじゃなく
ベアリングなんか、調整や清掃給油で直る余地が、今の現代でも随分残ってる事に、
最近、色々調べ初めて、車整備の頭では、驚いてます。

で、最近ですが「チェーンの手入れや清掃をするのに、カバーを外そう」としたのですが
ペダルが付いてるクランクは、知恵の輪ではなく、構造的にクランク外さないと取れないだろ。
って結論に。

ここで‥ですが手持ちの工具では無理があって‥
イメージ 1
これが必要らしい。(シマノTL-FC10)
これさえあれば、大概の自転車のクランクには合うそうですし、値段も大した事はないので
買っておいても損は無いかな‥と思いました。(確か自転車店で売ってたの見た事がある。)

あとコレは‥
イメージ 2
どうしても必要って程ではなく、今の所は、車用工具の「モンキーレンチ」で代用できてますが
自動車やバイクでは、使用しない15mmってサイズのレンチ。
(クルマの場合は14mmか17mm、若しくは12mm/家庭工業サイズは13mm)

自転車の車輪を車体に留めてるネジや、ペダルの所に15mmが使われております。

モンキーで代用は利いてますし、かえって自動車なんかじゃ滅多にモンキーなんか使いません。
(せいぜいタイロッドエンド周りをイジるときくらい。それ以外は専用サイズ使わないとトルクが高いのでナメる。)

モンキーも使い方を正しくすれば、問題が無い?のかも知れません。
つまりネジやナットに当ててから完全に閉めこむ(調整を)、
そして掛け変える時は食い込んで抜けづらいので緩めて(調整を)
またネジやナットに当てて‥の繰り返しが「正しい使い方」ですが

普通の人は「1回サイズを決めてしまったら、あとは作業を終えるまで動かさない」
なので、抜けれて締めれるガタのある状態でヤってナメてしまうんですよね。

と「普通の人は」なんて「上から目線でエラそ~な書き方」をしてますが
私の場合、回して締めてを繰り返してるウチに締めこむのを忘れてヤちゃったり
抜く時に緩め忘れて無理矢理引いてみたり。結果やはり「痛め」ます。

まして外装変速機ではない場合、チェーンの張り調整で車軸ナットを頻繁に開け閉めしますし
やはり15mmスパナも1本はあった方がイイ気がします。


さて、以下は「現時点で手持ちのもの」の話ですが
クルマばかりイジってるとスパナの「オープンエンド側」なんか、正直1回も使った事もないサイズも存在し
「こんなもの(オープンエンド)なんか、過去の遺物で、今さら使う事も無いなぁ」とか思ってましたが
自転車を整備する様になってから、結構頻繁に使う様になりました。

過去の遺物と思ったのは、確かに誤りでもないのかも知れませんが、その理由は工具でななく
自分の整備してるモノの対象だった訳です。(少し前まで自転車は私には過去の乗り物だった。)