金色(コンジキ)の野。

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風の谷のナウシカでの「大婆様」の昔話の台詞で出てきますよね。
「コンジキの野に降り立ち、人々を清浄の地へ導かん」‥でしたっけ?

春も嫌いじゃありません。桜だけが好きなんじゃなく
桜が咲く頃を境に、色々な花々や木々が花を咲かせ、冬で色を失っていた景色が色付き始めますからね。

その時に「俺は、あと何回、こうして春を迎えられるのだろうか?」って、思う様になったのはココ数年ですが
上の画像の様な景色を見ても思うんです。「あと何回実りの秋を迎える事が出来るんだろう」と。

この前、会社の清掃スタッフの「お姉さん」と雑談してる時に話したのですが‥
「若い頃は永遠に時が続く様に勘違いしてるけど、この歳になると、案外短いもんだな」と気付きますよね。‥と。
短いってのは人生です。

永年永遠に‥なんて思ってるウチは、まだまだ青いと言うか、ガキですよね。
こんな風に思い初めてからが「ナンボ」なのかも?しれません。

ただ‥日本と言うか、社会なんだか?テレビなんだか知らないけど‥
どうにも「それを自覚してない青い頃」に価値があって、
こんな事に気付く頃には「ヒトには価値がない」とか「残りカス」みたいな感じな扱いをする事が多い気がします。

これは、自分が青い頃から思ってましたが、人間(に限らず)必ず歳を取ります。
それこそ、それだけは平等に‥

必ず訪れるのが「老化」なのに、老化する事にヨシとしない世間。
(色々な事が制限されて歳を取れば取る程に、自由や楽しみを感じられなくなる。)

それゃ自殺も増える。世界的に見て異様に自殺率が日本が高い理由は、この辺にある気もします。
‥だって死ねば、そこで終わり。時が止まり、老化も止まる。老化を止める方法は、それしか無いのですから。

テレビ屋なんかは、ほんと「若い事に価値がある」みたいなノリが本当に多いのですよね。
あれは、ほんと、どうにかならないかな?って思う。あんなもの見れば見るだけ、オカシクなりますよ。

だいたい生き物は必ず歳を取るから、
若い事に価値があるって事にしておけばそこに漬け込んで商売できますからね。

そして「必ず歳を取る」って自覚もなく、永遠に時が続く様に勘違いしてる「青い」奴の方が
色々騙しやすい訳で‥それは必死になって持ち上げて、商売に繋げる訳ですね。

良く考えてみると、何時の間にか見なくなった方々の変わりに
今年も去年も来年も、そしてこの先も永遠に、
「どんどん名前も知らない様な若いのが毎年増えて」ますからね。
ほんと人間すら使い捨てみたいなのの代名詞を地でいってる感じがテレビ(と言うか芸能界)ですし。

でも、そんなのなんてのは三十も半ばになった頃から気付いてくるんですけどね。

昭和の中頃にテレビって始まったもので、昔はラジオだったり、そのまた前は新聞だったりな訳ですが
ラジオや新聞がテレビに取って変わられたってんなら、
過渡期にあった過去の遺物‥テレビも過去のモノになりつつある事を彼らも自覚してるのやら‥ってね。