電動アシスト自転車に対する改造の考察。

別に私が買って改造したる!って話しではありません。
(そう言うのは、まだ先でいいです。いい加減マジで衰える10年先とか‥ま生きてればですけど。)

自分で自転車に乗り始めれば、そう言うのに興味が無い訳ではなく知識として
それなりノウハウを蓄えたつもりには、なってます。(つもりであり「蓄えた」ってのは実車イジってナンボですので)

その前に、改造に対して違法だ!って大騒ぎしたり、
吊るし上げする層が、こうした文字の世界には必ず現れる様で、そう言うのもチラホラ見ます。

その法規や概要については以下の引用を参照ください。

<引用開始>
道路交通法では「人の力を補うため原動機を用いる自転車」あるいは「駆動補助機付自転車」と呼称される。
道路交通法で定められた基準を満たせば「自転車」として扱われ、原動機付自転車では必須の運転免許やヘルメットの着用および自賠責保険への加入が不要となる。
 
普通自転車としての基準も満たせば車道や路側帯のほか、一定の基準に従い、自転車歩行者道である歩道を徐行または通行できる。

人力と電力補助の比率は最大1対2(10km/h以下)。
10km/hから24km/hまで徐々に比率が下がり、24km/hで補助はなくなる。最大出力は規定されていない。

当初この補助比率は最大1対1(15km/h以下)だったが、2008年12月1日より引き上げられ、低速度で坂道を登る際により楽になった。
<引用終わり>

まぁ、こんな感じです。改造をすると、特性を変えれたり最高速を延ばせたりが出来ます。
(わざわざ遅くするヒトは居ないでしょう。人間なんてそんなもの。)

所で自動車を運転されてる皆さん。今日の運転は「どうでしたか?」
全く法規を破らず、教習車みたいな走りに徹しましたか?‥そんなヒト居ないですよね?
何かしら、道路交通法に引っかかる運転をしてるのが実情だと思います。

所で、電動アシストではない普通の自転車でも好条件(追い風や下り坂)であらば
時速20km/hを超える速度を出すのは簡単です。うわ‥怖いって思ってブレーキを掛けたくなる下り坂では
速度は30km/hを超えてる可能性があります。(感覚なので個人差によりますが‥)

今度はバイク。つまる所のモーターサイクルです。
それに乗った事がある方はクルマから比べるとガクッと減ると思うのですが
バイクに乗った事がある方なら、自転車が、いかに速度がアガると不安定か?身をもって分かります。

まして防具(ヘルメットとか手袋とか、それなりの服)を着てないので
「これは転倒したらエライ事になるぞ」って感覚は身を持って分かると思うんですよ。
なにせバイク程の立派なサスペンションもなければ、タイヤも細いし、車体も軽いですからね。

自転車は基本車道とか言ってますが歩道走行可能な場所もあり
常識のある方ならクルマどおりの多い場所は歩道に逃げると思います。

そうそう、電動アシストではないですが「ピスタチオ」みたいなヘルメットを被り
ドロップハンドルが付いた「ロードレーサー」って自転車に跨り、自動車が走る道を
言い方は悪いですが「邪魔な感じ」で走行してる方々はご存知ですよね?

「なんであんな風に走ってるんだ?」って思うでしょ?
もっと路肩寄って‥とか、場合によったら歩道を使えとか‥

路肩ってゴミや砂が浮いてて滑るんですよ。あと路面も綺麗じゃない。ゴミ拾ってパンクもし易い。
それこそ、この辺りは「モーターサイクル(バイク)」に乗った事がある人ならわかりますよね。

クルマしか乗った事がない人、ながらく自転車なんか乗ってない人は分かりませんが
歩道なんか凸凹の巣で、すぐに尻が痛くなります。(それこそサスなんかないので)

電動自転車を買う人の層ってのは、上で挙げた「ロードレーサー」に乗る層とは違う気がします。
多分「普通の自転車に乗る人と同じ層」で、感覚も、そんなもんだと思うのですが‥

で、電動自転車を改造しても、正直‥日頃の走行シーンでは歩道がメインだったりで
改造した所で、速度25km/h以上は、怖くて出す気になれず‥だと思います。

なにせ人間「死にたくない。痛い思いをしたくない」が基本です。
まして電動で「楽したい」って思いで、それを買うから、より、その傾向は強いですよね。

多分危機感を感じて「改造はしてみたものの、実力を発揮できる場もすくなく、そんなに速度が出せない」
ってのが結果な気がします。

原付の時速30km/h制限の為に、道路で動く障害物と化して危険だ!と言われる昨今ですが
電動自転車を改造しても、その程度ですし、そもそも車体が自転車なので怖くて巡航なんか無理です。

所でクルマやバイクで時速30km/hなんて歩いてる様に感じる速度ですよね?
(安定感だったり、ブレーキ性能だったり)
つまり、そう感じる様なくらい安定感が無ければ、人間は本能的に速度を出さないだろうって思うですよ。
自転車のタイヤの華奢さや、ブレーキの性能を考えても、そんな気がします。

なので法規制は結構「いい線狙って決めてるなぁ」って気もしますが
上り坂や、向かい風の日、歩道の無い誰も居ない様な田舎道では、少し物足りない。
そんな感じのを、多少改善する意味での改造がメインな気がします。

法規制は「1部の命知らずなバカ」の為に仕方なくある(低い方にあわせてある)感じですかね?
ヘルメットも要らないし、誰でも免許無しで乗れるモノだから仕方ない気もしますが‥

免許を持ってみて四輪の立場から自転車の危険性も知ってて、無茶はしないってんなら
もう少しだけ、それこそ「自分でテを加える」ってのはありで、そんなに目くじら立てないでも‥
とは思うんです。

まぁ、それでも、そのイジったのを誰でも乗れるのが自転車なので厳重な管理は必要ですよね。
(最悪なのは度を知らず経験も浅く免許もない子供ね。親が改造したのを子供が乗る可能性とか)

ですから。アカラサマに「法律を否定する気」もないんだけれど、それを「厳密に守る」とか
それこそ「他人が、どうこう言う事ではない」気もしています。

それこそ、それ(改造=想定外の負担)で壊れても
それを戻してからメーカーにクレーム付けるとか、
他者に危害を加える場で猛スピードを出すなんで「もってのほか」ですけどね。

他人の改造に対して、文句をつけてる人は、まさに「そう言う面」も考えてかもしれませんが
「そう言うのを想定して、そればかりで責める」ってのは「同属嫌悪」な気がします。

人間「自分の考えてる事しか出てきませんから」ね。(引き出し論みたいな。)

まして、文章にしてまで指摘して叩く人は「本当は、あなたもヤりたい」けど
金銭的にとか、技術スキルが無くて出来なくて「ヤってる人が羨ましいから」でしょ?みたいな気もします。

結局、他人を罰する権利があるのは裁判官だけなんですよ。
その裁判官だって人間ですからね。微妙な所なんですけどね。