美容整形すると、なぜ後から崩れて来るか?

‥こんな話題をyoutubeで難しく、形成外科医師が話してる動画がありました。

‥そんな風に難しく話す必要なんかないと思います。特にクルマを持ってる乗ってる方には
(って事で、本来アッチ向けの話題だったのかもしれませんが‥)

新車で作られて暫く経ったクルマを、何らかの原因でブツけたり、ブツけられたりして
修理して直すと言う場合があります。

板金塗装と言う奴ですが‥
(なので、ここまで書くと板金屋さんは、既にもう気付いてると思いますが‥)

新車で出来立ての状態から1年?半年もすると塗装は最初の状態よりも
乾燥や紫外線や材質劣化で変化しますので、

仮に新車と同じ色の塗装を用意したとしても、既にクルマに塗られた塗装とは色が合わなくなります。
神経質な方でなければ1年2年?最初の車検の3年目くらいまでは、合ってないのに気付かないかも知れません。

(整形の話がクルマの話と化してますが、ごめんなさいね。男性には理解しやすいかも知れないので)

流石に3年も過ぎたり5年10年もするとあからさまに濃さが違うので
板金職人の方の「劣化を加味した色合わせ」で色を合わせなければ違和感タップリになります。

それでも日光の下では良くても、ある日気晴らしの深夜ドライブで
水銀灯やナトリウム灯の下に停めたクルマを眺めてタバコなんか吸って悦に浸ってると
明らかに色が違うのが出てしまったりと‥そんな風です。

なので新車の方がブツけられると
・新車で買って返せ!とか
・全塗装しろ!とかの要求をするんです。

保険的にも常識的にも法的にも無茶な請求ですけどね。
でも、自分に非が無く当てられた側の気持ちを考えると
その要求する気持ちも分からなくはない話です。

おっと話が逸れましたね(^^;
5年10年乗ったクルマの件で話を進めましょう。
つまり色が経年で劣化して色合わせが必要な状態です。

職人さんは一生懸命色を合わせたにして日光下でも水銀灯下でも
完璧な色を合わせたとします。そう言うホンモノの天性で仕事してる方も居ます。医者なら名医ですね。

なのに暫くすると、やはり差が出てしまったり目立つようになります。
これは職人さんが悪いんじゃないんです。

新しい塗装と元々の塗装は劣化の速度が違う。
つまり色あせを調色で完璧に出しても、それは新しい塗装。
その他の部分は劣化の進んだ塗料ですから劣化速度が違う訳で‥
ほんとう、こればかりはどうしょうもないんです。

さて、ここまでクルマの話で逸れてしまいましたが、もうお気づきですよね?
人間も整形する時点では、既に劣化(加齢)してますし
車よりもタチが悪いのは生ものなので骨格も死ぬまで変化するものです。
(確かそんな気がします。某さんが好きな洋ドラ「ボーンズ」では、骨の骨格特徴で年齢を定めてるので)

整形は、人工的に部分的に手を入れた箇所なので、
その他の場所との加齢での変化に対しての差が出てしまう点はクルマの板金と同じって事です。

人間30歳とか40歳にもなると「その人が普段使う表情」で顔の筋力やらシワや皮の形状が刻まれ
それが良く言われる「顔に人生が出る」って奴になる訳ですが‥
(って頃でロクな人生を歩んでない私の事は、この際無視してください。自分をタナ上げ化してる訳じゃないです。)

それが顔全体の自然な雰囲気となってる所に(クルマで言ったら全体のヤレ具合)に
そこにある筈の無い人工的な加工部位が加わるから違和感も出るし
経年すれば、オリジナルが、その加工を受付けなくなる訳です。

なので最初はいいけど、後から必ず違和感が伴うもの‥
って思ったら安易に行うものではないって理屈が、分かって来るかと思います。

仮に先天的な疾患(って疾患扱いしていいのかな?気分が悪くなった方すみません)で
形成外科手術するのが、本来の形成外科(非美容)なのですが

その何ですか‥名前を挙げてしまって申し訳ないのですが「ミツクチ」と言う症例があります。
その方々は、20歳前後の。その部位の骨格が、ある程度落ち着く頃まで何度か手術する必要があり
1回ヤったら、後は必要がない‥って事は無い事実は、ちょっと調べたら出て来る事なのですが‥

それは美容整形だって同じで、まして生涯変化する部位であらば
生涯に渡って手入れしなければならず‥なかなかどうして‥大変ですよね。

体の負担は加齢によって増えて行きますし
(老化すれば怪我が治りづらくなるのと同じで手術の後遺症を併発する様になり手術が出来なくなったりする。)

金銭負担も、その時々で変化するものですから‥
そもそも今の稼ぎが永遠にあるとか思うのは間違いですし、
仮に、結婚や子供で家族が増えたらソッチに金が掛かりますし
親が自分が病気になれば、それこそ、整形所ではなくなりますし

昔から日本には、美容整形に関しては否定的であって
「親からもらった体を粗末にするな」とか「手を加えるものじゃない」とか言う言葉がありました。
(少なくとも私世代までは上に書いた様な事は聞いた事があると思いますけど)

‥が、昨今、テレビ屋だか?雑誌では、そう言う整形に関してを軽く扱ったりして
そう言う事を気軽にヤらせようとする流れを作りつつもあるそうです。

売春を援助交際とか、精神科を心療内科と言う様に、重いイメージを消す為に良く使う手同様に
「ぷち整形」とか言う言葉を使って‥

整形大国の「お隣の国」みたいにするつもりなのでしょうか?理解に苦しみますよね。


とにかく若い頃は、そう言うのに憧れる時期も、ある人はあるのでしょう。
そう言う人に「今さえ良いのではなく先を見据えた時の危険度」を説明出来る大人の理解度が必要ですね。
(って文では、これだけキッチリ語れても生で面と向かって口頭で何処まで相手に伝えれるか?ったら私は微妙ですが‥)

若い頃は1度しかない‥(だから)って言うけど!ど!
違うんです。「自分の生涯も1度しかない」んです。

これは蛇足ですが私の友人(当然男ですが)歳を取ったら勝手に二重になった者が多く
あれ?昔からこんなだっけ?と昔の写真を見たら、すっごく一重。笑
目に関しては歳を取ればかってに二重になる‥そんなもんなのかもしれません。