なにげない日常を記録する大切さ

題名は「お堅い」感じですが、全然そんな事ではありません。

今更ながら震災前、

どうでもイイ様な近所の景色を撮影してた事が、その後の比較として重要であるか?を最近感じています。
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一見「見慣れた近所の風景」なんて、何の価値もないんじゃないか?と

現在、借りてたサーバーがレンタル終了で休止中の「道路小屋」の為の取材(大げさな)の時に感じていました。
http://ro119.com/archive/mito.cool.ne.jp/f601ev/roadsearch_index.html
↑ここで見れます。笑 HPからリンク貼るか?笑

多分「インターネット」や先輩の「道路絡みのHP」の影響がなければ、

私も「近所のありふれた光景」なんぞ撮影してなかったと思います。

さて、今日は道路絡みで

たまたま1度暇つぶしに通行した川俣の名もしらないトンネルの名前を検索してました。

名前を「口太山トンネル」と言います。

名前さえ分かれば、色々検索の幅が広がるので勉強の為にHP巡りをしていたら、

この方のページに辿り着きました。
http://homepage1.nifty.com/albedo-kobayashi/index.htm
鉱物に関して、色々書かれてる方のページです。無断リンクすみません。m(__)m

この方のページの
http://homepage1.nifty.com/albedo-kobayashi/hosyasen%203.htm
口太山トンネル内の放射線量、何だカンだ言って目が留まるのは放射線って言葉です。

グラフを拝見すると「トンネル内で急激に放射線量が増える」様と説明がされています。

「う~ん風の通り道だから放射線量は増えるのか‥」と言う知識になりました。

↑なんて書こうと思ったんですが、画像のグラフの脇の単位を見ると

0.04μシーベルト~0.1μシーベルトの幅で変動しています。

この数値‥悲しい表現ですが「あまりにも値が低すぎる(普通過ぎる)」んですよ。

原発事故以前なら、このグラフを見ても「トンネル怖い」とか、「ヤバイ」んじゃねぇの?なんて思ったり

そもそもグラフの数値を見て「普通であろう」「なかろう」しか分からずチンプンカンプンだった気も‥

この方のレポだと「トンネル出口で0.04μシーベルト、高いとされるトンネル内でも0.1μシーベルトですが

現在の数値(川俣町HPにてトンネルに1番近い計測地点である川俣町大綱木公民館)で0.64μシーベルトです。

元々自然界放射能で高いとされるトンネル内ではなく
トンネルの外の事故前の基準である0.04μの16倍になります。

そこで興味を持ち、この方のページの説明文をみたら
今回の自然放射線測定に使用したのは「はかるくん」です。
 大変高性能の装置で、簡単に借りることができます。

↑実は私も数年前(当然震災前)に、レンタル申し込みをした事があります。
(友人には話たかも。)

このレンタルがあるのを知ったのは、みんカラでブログを書かれてる「朝日超渇」さんの記事でした。

借りたい理由は「原発敷地付近での放射線量を計測してみたい」でした。

その位、事故前からニュースで聞く「トラブルがありましたが放射能漏れはありませんでした」には

疑いを持ってましたし、実際に「自分の目で計測してみたい」思いはありました。

申し込みをして受け取る日なんかを電話で詰めてる段階で仕事が忙しくなり

それに重ねて私的な部分でも多忙になってしまい、結局「先送り」にしたままでした。
(ここまで書くと貸し出し元なら私の本名や住所なんかバレバレかもですね。笑)

さて話は戻りますが、紹介したHPの方が、この「はかる君」を使用して計測してる事からするに

HPに記載された内容は「原発事故前の数値」って事だと思います。(まぁ数値が、そうですもんね。)

素人って言い方は失礼かも?ですが、計測機械を持たない一般市民が計測した数値ってのは

国や県や市の政府発表より「何倍も信頼出来る数値」です。(と事故後は良く分かった。)

原子力発電所事故前の福島県放射線量の素人計測‥素晴らしいデータですよね。

事故前は正直「あまり一般受けしない難しい内容」と思い、理解が難しかったと思う内容ですが
(特に値は)

今は、ちょっと見るだけで、分かってしまうのも‥悲しい事実なのかもしれませんが‥

彼のページからの無断引用で申し訳ないですが、こんな一文が目を引きます。

 福島県の鉱物を語る際に、阿武隈高地のペグマタイト鉱物を省くことはできません。
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 そのペグマタイト鉱物を集めていると、その多くが放射線を出す放射性鉱物であることに気づきます。
http://homepage1.nifty.com/albedo-kobayashi/hosyasen%200.htm

全然知らなくて今回初めて分かったと言う、お恥ずかしい話ですが
阿武隈高地は、全国的に見ても珍しいくらいペグマタイトの塊の山でした。

戦中には日本も核物質については欧米程ではありませんが研究していたそうで
石川辺りで採掘されていたそうです。

震災後に「元々阿武隈高地放射線高いんだ」と仰ってた方の意味を、ようやく理解致しました。

いわき市平野部、猪苗代から会津盆地、越後平野では相対的に低い値が出た。これは、沖積層の堆積物には放射性物質が少ないことに起因すると考えられる。
 特に猪苗代から会津盆地で低いのは、安山岩質の火山砕屑物放射性元素が少ないことに原因があるのかもしれない。
 花崗岩質の阿武隈高地では比較的高い値を示しているが、郡山市街地の値と大差ない。これは、市街地ではコンクリートで造られた建築物が多く、これに含まれる岩石からの放射線が多いことが原因と考えられる。
http://homepage1.nifty.com/albedo-kobayashi/hosyasen%202.htm

彼の説明を見るに事故前の話なのを確信しました。
‥今は、こんな事が語る事すら出来なくなってしまってますよね。

ページのグラフの下限が0.06μシーベルトですしグラフでは0.05が「放射線の多い」とされた数値です。
今現在なら、このグラフに数値を書き込む事すらできませんし

変動に対する理由は事故由来の拡散ムラであり地形や構造物で語る事すら出来ません。