漂流物語


昨日書いた記事の内の「カナダまで流れた魚船」の件ですが‥
色々調べたら面白いって言ってしまってイイかな?なんて内容でした。

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まぁ、こんな話題だし映像的にもショッキングなので、ひょっとしたらテレビでやったのかもしれませんが‥
(テレビ見てないので良く知らん。)

> カナダ運輸省によれば、この漁船は20日、ブリティッシュ・コロンビア州ハイダ・グワイ(クイーンシャーロット諸島)の沖合約275キロで、定期パトロール中の航空機が発見。全長は約50メートルで、カナダ国防省が公表した写真からは全体がさびついている様子が確認できる。同省は船舶航行を妨げる恐れがあるとして、えい航を検討している。



クイーンシャーロット諸島ってのは、中心点の付いている逆三角形の島です。
発見されたってのは地図の右下の線が300kmなので、島から、その線の分が離れた位置です。

では↑の地図の位置のまま日本が見えるまで縮尺を広げてみましょう。



ぬぉぉぉぉぉ(・∀・;)世界地図じゃないですが、もうね凄いですよ。どんだけ進んだんだ?って距離。
この地図で言う300kmなんぞ「点」でしかありません。

上で「面白い」と書いてもイイかな?と思った理由ですが‥
>カナダ西部沖の太平洋上で漂流しているのが見つかった漁船は、船舶番号から、北海道・函館市イカ釣り漁船と確認された。
東日本大震災の当日は青森・八戸港に係留されていたことがわかった。
>この漁船は北海道函館市の漁業の男性が青森県八戸港に係留していたイカ釣り漁船(約150トン)。
大震災発生当時、既に老朽化して使われていなかったため、高価な積み荷などはないとみられる。

調べた話では船籍すら無かったとか‥
解体予定で解体ドッグに入ってたのが流されたんじゃ‥まぁ誰も騒がなかった訳ですね。

所で「なぜ曳航せずに爆破したか?」ですが‥

↓まぁ、このページを見ると船に全く詳しくなくても何となく分かります。
巡視船「えとも」による震災対応のいろいろ
と、言うかこのページ、この件に興味が無くても、大変よみごたえがあります。お勧めです。
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曳航なんて、普通は、あまりリアルに知りませんよね?
知ってても映画の中だったり、ゲームでの話だったりします。
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上の巡視船の活動の記録を見ると、とんでもなく面倒で危険で注意が必要で‥
かつ文にはないですが「一種の賭け」の様な感じに読み取れました。

廃船予定の船を、そこまでして陸まで曳航するってのは
「金銭」のムダ以上に「生命」や「手間」のムダだった訳です。


しっかし漁船と聞くと近海漁用の「ポンポン船」を思い浮かべてしまいますが‥
さすが60m級イカ釣り船ですねぇ。巡視艇と大きさがトントンだ。