ゲームキューブ・アダプタの加工(いまさらw)

最近連日ココで書いている「例のアレ」と言う、
車のステレオを車で使うって企画に必要不可欠なのがDC12V電源。

ご存知の通り家庭用の電気はAC100V/200Vの50or60Hzですが
この電気をコンバート(整流)して、電圧を下げなければなりません。
(と言うか交流の方が電圧を下げ易いので、実際は変圧しながら整流してる)
(ここで何で交流の方が変圧しやすいか?語りだすと100行は要するので辞めときます。笑)


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そこで入手し易く、常識的な音量で使うなら電力も、まず不足ないと言う
ゲーム機、ゲームボーイのアダプタを流用してる訳ですが‥(12v/3.25A=39W)

当初は「使って1~2日」長くても数ヶ月で飽きるだろうって事で
結線が、かなりテキトーだった記憶があります。

昨日、ツイーターを追加する際に、その結線具合をみたら、
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マスキングテープで巻いてるだけ‥っ~様な、かなりテキトー風味なので、そこを今回手直しします。
(ここの状態は、ほんと当初のまんま放置プレイ)

流石に端子位は使えよ‥とお思いでしょうけど、このアダプタの線が同軸なので
中心の方の「+」はともかく、「-」がどうしょ~もない。

んでマスキングを剥がしてみたら‥
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そうそう、なんかね‥「-」の線が、何だったか?w 足りなくて‥
しゃーないのでテキトーな線で足したモンが出てきましたぜ。笑

さすが「当初のテスト仕様」のまんまだけある。これで数年使えてるんだから、ある意味スゲー
(真似して、何かあっても当方は一切の責は負いません。あしからず。)

ってか、当たり前だけど、どこまで線を剥いても最後まで同軸な訳です。
この線を使ってる限り、これゃ、ど~しょうもない。マトモな接続なんか無理な訳です。

所で、以前「ある場所」で拾った画像。
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つまり、この様に加工するなり、中の基盤に平行線を付け直すしかありません。
この画像を見て、これ「スピーカー端子」を流用してるのと、ばかり思ってましたが‥

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ホームセンターの電材コーナーで見つけました。電池だ、端子だがある場所です。
って事で、上の画像の方がヤってる事を見よう見真似でヤってみる気が起きました。

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とりあえず箱を開けます。特殊なネジで止まってますが、ラジオペンチとかニッパーで詰まんで外します。

以前も書いたのですが、このアダプターには2種類あって日本製と中国製(後期)があります。
http://blogs.yahoo.co.jp/ookami_goya/59789930.html
日本製のはネジが小さく「摘み易い」のですが、中国製のはネジが大さく、開けるのが困難かも知れません。

‥で、以下の件、中国製だと中の構造の配置変化があって、(あくまで想像)
私が書いたり語る理屈が通用しない場合があるかもなので、ご注意ください。

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しっかし、3年ほど、連日電源入りぱなしで稼動してたのに、中身は全然綺麗なまんま。
(コンデンサ膨れとかハンダクラックとか皆無)
強いていえばトランスの上が少し茶色になってる事くらいですかね。

さて加工に入る訳ですが、基盤から電源線を外して、線を付けるのもアリですが‥
せっかく電源ターミナルを買ってきたので、この辺りは無加工で行きます。
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基盤から線を外さないのであらば、この箱の内部に納まってる部分は使うので‥
収縮チュープを切ったら、ご覧の有様で、早速ココから「-」の線は皮膜なしとか‥orz

まぁガックリしてても仕方ないので、とりえあず箱の外側のも皮膜を剥いてみます。
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こんな風に縦に、加減しながら上手く切ると、中の線を痛めず(最低限の痛みで)に皮膜を剥く事が出来ます。

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こんな感じ。まぁストリッパーの径が合うのを持ってる人は、それでヤればイイっすよ。笑
自分は仕事で慣れてるので、ストリッパー出すのが面倒なので、これで剥いたまで‥って言うかね。

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結局、箱から出てる部分のココはストリッパは使えませんから、カッターでイッキにヤりました。
残念な事に切れ味が良すぎて、ヨジリの1本はロストしましたけどq(T▽Tq)
(仕事で使ってるのは白刃で切れ味が、ここまで鋭くないんですよねぇ‥まぁ言い訳ですけど。(^^;)

で、まずは「-」の端子を付ける位置決めから‥
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上で紹介してる先人様とは、違う場所にして「違い」を出そうとも思ってましたが
内部の構造と、「-」の皮膜線の長さの兼ね合いから、同じ場所に、せざる得ません。
これはヤってみると分かるって言うか納得出来ると思われます。

んでも私の場合「+」側が、箱の長手方向の逆側ではなく、どうしても並列位置でしか
適切な場所を見出す事が出来ませんでした。

ここで気付いたのですが、配線の皮膜を剥く段階で、あるていど「必要な分」を見出して
カットしたのですが、それが短かったのかも?しれません。

「-」側は、使える長さが、もう決まってるので、別にいいとして
「+」側は、箱の中でトランスとコンデンサを避けるだけの結構な余裕が必要です。

避けないとコンデンサやトランスに触ってしまうのですが、熱を持つ部分であり
それに触ってると皮膜が熱で劣化して短結しかねません。
故障で動かなくなるって程度ならラッキーですが、「その手」の微弱漏れって火災に繋がりかねません。

車なら‥人間が乗ってる時だけ動いてるモノであらば必ず人が居ますが
家庭用の場合、自宅警備員でもない限り仕事で長時間家を空けますからね。

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結局「-」の短さが災いして、こんな風になってしまいました。
皮膜が無い部分は勝手に動かない様にハンダで固めてあります。
んが‥「+」に余裕があるなら、「-」は皮膜ギリギリでも良かった気もします。

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一応何度も確認して基盤や、その他の線に接触しない場所を選んでるんですが
何か見た目は不安ですね。(あとで直すかも。)

<追記:やっぱり気になったので記事を書いた後で手直ししました。>
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も~今度は裸線の部分を短くカットし過ぎて、必死でハンダ付け。笑(必死さが滲み出てる半田状態w)

ハンダが必死か?どうか?は別としても、-側の既存の線を使う場合、
この程度の短さに物理的に、ならざるえません。(元から皮膜線の長さが、この程度なので。)

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「-」側の処理に四苦八苦して気力を奪われた後で「+」をつけたので‥
あらら‥不揃いでアンバランスな状態に‥ってか「-」と「+」の位置が近く
「+」をもっと画像手前側に設置したかったのですが、その辺りに「遮熱板」と「コンデンサ」が、あるんですよねぇ。

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画像でみると、そんなに揃ってない様に見えない?かもですが、あまり納得してません。笑
+-の隙間は、この程度です。直流だから、まだいいけどね。磁界が発生してそうです。(^^;

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とりあえず申し訳程度に左右で「イヤンイヤン」状態にしておきました。(いみねぇ~w)

これで普通の線が使える様になりましたので、カーステ側を普通の端子にして結線します。
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やっとマトモな結線と、相成りました。(^^;
たかだか、これの為だけに、箱を開けて結線変えたり、端子付けたりで3時間もかかってしまった。

何ってかな?ゲームボーイアダプタの加工、初めてでしたので「あんな出来」ですが
2号機を作る機会があったら、今度は「かなりマトモ」に作れる自信は付きました‥が

2号機なんか作る必要が見当たらない件について。
(他人様に加工電気製品なんか責任もてないから譲れないしねぇ。)